スペアタイヤ交換のおさらい!

スペアタイヤ交換のおさらい!
昨日、夜11時頃に友人から電話がありました。
「今さぁ、●●バイパスの側道なんだけど、タイヤがパンクしちゃって、助けに来てくれないかな?」との事。
いや、パンクだったらスペアタイヤに履き替えればいいじゃん、と言ったのですが、タイヤ交換なんて今まで一度もやったことないし、どうすればいいのか分からない、JAF呼んだら金が掛かるし、任意保険のロードサービスも有料なので使いたくない・・・と。
そんな、免許取ったばかりのお姉ちゃんじゃあるまいし、40歳過ぎのオヤジが何言ってんだ?と思いましたが、彼の居る場所は我が家から車で15分程の場所。私が助けに行くのが一番手っ取り早いだろうな・・・と思いましたので、急いで寝間着からジャージに着替えて助けに行きました。

タイヤ交換は特に問題も無く、10分程で終えて帰りましたが、タイヤ交換をやったことの無いドライバーって結構居るのでは?と思い、今回は「スペアタイヤ交換」をまとめてみました。
別に難しいことではありませんが、事前に頭の片隅にでも覚えておくと、パンクした時などに慌てないで済みますので、スペアタイヤとの交換はドライバーとしてぜひとも覚えておきたい技術です。
タイヤがパンクしてもロードサービスを呼ぷことなく対処できますし、スペアタイヤ交換を覚えれば、たとえ車載ジャッキしかなくてもブレーキやステアリングなどメンテナンスの幅も広がります。
「俺の車はランフラットタイヤだから関係ないもんね!」
まぁ、そう仰らずに!レンタカーを借りたときや、今回のように友人が助けを求めて来たときなど役に立ちます。
また、ご主人と奥様で1台ずつ車を持っている方もいらっしゃると思いますが、女性ドライバーって、タイヤ交換できない人が多いのです。奥様の車がパンクして、たまたま横に乗っていたご主人がタイヤ交換できない・・・となると、ちょっと気まずいじゃないですか!

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スペアタイヤとタイヤ交換

空気の圧力で形状を保っているゴム製のタイヤにとってパンクは避けられません。最近ではパンクしてもある程度の距離はそのまま走行できるランフラットタイヤを採用した車種や、パンク修理剤が車載されたスペアタイヤレス仕様の車種もありますが、一般的にはパンクした場合は、車載されているスペアタイヤと交換することになる事が多いと思います。ドライバーとして最低限覚えておきたい技術です。また、タイヤ交換ができるとメンテナンスの幅も広がるのです。クルマから外してタイヤがしっかり点検できるし、タイヤローテーションも可能です。汚れやすいホイールも、クルマから外してクリーニングすれば、がんこな汚れも落としやすくなります。
また、タイヤ&ホイール関連ばかりではなくても、メンテナンスではタイヤを外して行うべき作業も多く、車載のジャッキを使用した場合は、強い力をかける作業は無理ですが、それでもタイヤを外せばブレーキパッドの摩耗具合は点検できるし、ブレーキ、ステアリング、サスペンションなどの状態もチェックできます。
もちろん、しっかりと車を保持できるガレージジャッキやリフトを利用すれば、より本格的なメンテナンスも可能です。

一般的に採用されているスペアタイヤはテンパータイヤと呼ばれるものです。直径と幅を小さくするかわりに、少し硬めのゴムを使い、空気圧を高く設定することで、通常のタイヤと同じように使えるようにしています。テンパータイヤは最高速度80km/h、連続走行距離は100kmといった制限がありますが、小型軽量化により車内空間を有効に活用できます。スペアタイヤとの交換にはジャッキとホイールナットレンチが必要です。

テンパータイヤ通常のタイヤとテンパータイヤを比較すると、こんなに大きさが異なります。速度や走行距離に制限がありますが、きちんと装着すればちゃんと走行することができます。テンパータイヤ装着時はラフな運転や長距離走行は控え、できるだけ早く通常のタイヤに交換するようにしましょう。

ホイールナットレンチは、タイヤとホイールを固定しているホイールナットを扱うレンチです。
スペアタイヤ近くに備えられていることが多いです。交換の方法や工具などの収納場所は車両取扱説明書に詳しく解説されていますので、必ず目を通しておきましょう。ただし、車載されているホイールナットレンチは、あまり作業性が良くないです。メンテナンスでタイヤを脱着する機会が多い場合は、クロスホイールナットレンチを購入した方が良いでしょう。ホイールナットを確実にキャッチした状態で強い力をかけやすいのでスピーディで確実な作業可能です。ホームセンターやカー用品店などで1,000円以下で入手できると思います。

スペアタイヤ交換の流れ

スペアタイヤを準備する

  1. スペアタイヤはトランクルームやカーゴスペースの床下に収納されていることが多いです。口ック機構があっても簡単なものですので、力バーは持ち上げれば、簡単に外せるでしょう。
  2. 一般的な車種では、さらに整理用のアンダートレイを外すとスペアタイヤが現れます。このトレイにジャッキとホイールナットレンチが収納されており、こうしたトレイ類も固定されていることはほとんどありません。
  3. スペアタイヤは中央をボルトで固定されていることが多く、頭部がにぎりやすい形状にされているので工具は不要です。かなり長いネジですが、反時計方向にどんどん回していけば外せます。
  4. ボルトを外せばスペアタイヤが取り出せる。かなりの重さがあるので両手で持ち上げ、周囲のボディにぶつけないように注意して取り出します。
  5. すべてのホイールナットを反時計方向に回して緩めます。かなり強い力が必要になりますが、緩めすぎるとホイールの穴やホイールボルトを傷めますので、ほんの少し緩めておくだけでOKです。
  6. ホイールナットをゆるめたらジャッキアップします。高く上げるほど危険性も高まるので、タイヤが路面から5cm程度浮き上がれば十分です。
タイヤ交換というとすぐにジャッキアップしようとする人がいますが、これは間違い。ホイールナットを緩めるには強い力をかける必要があるので、ジャッキアップ状態で強いカをかけるのは非常に危険なのです。そのため、先にホイールナットを少しだけ緩めておきます。
ガレージジャッキやリフトを使う場合も、FR車の前輪のようにクルマを持ち上げると空転してレンチに力が掛けにくいこともあるので、先に少し緩めておくと良いでしょう。

スペアタイヤの位置
スペアタイヤはトランクルームやカーゴスペースの床下に収納されていることが多いのですが、ミニバンやオフロードタイプの車種では、カーゴスペースの側面こ収納されていることもあります。
リアゲートの外側や下回りの後方に備えている車種もあります。床下の場合は、上記のような方法で取り出すことが可能ですが、収納場所が異なる場合はスペアタイヤの固定方法も異なっている事もあります。難しい方法で固定されていることはないので見れば分かりますが、分からない場合は車両取扱説明書で確認しましょう。

タイヤを取り外す

  1. すべてのホイールナットをホイールナットレンチでさらに緩めます。先に緩めてあれば軽い力で回せます。
  2. クロスホイールナットレンチの場合は、ナットが外れるまでレンチを使ってもOKですが、車載のレンチの場合はナットの頭に指先がかかる程度まで緩めます。
  3. 指先でホイールナットをさらに緩めてナットを外します。取り外したナットを紛失したり内部に汚れをつけないように注意しましょう。
  4. ホイールが取りつけられているホイールボルトのネジ山にホイールの穴の端が引っかかるため、ホイールを少し持ち上げるようにすると外しやすいです。ホイールとナットはかなりの重さがあるので、しっかり両手で持って取り外しましょう。
  5. 取り外したタイヤは丁寧にに扱いましょう。不用意に倒すとホイールが傷つくこともありますし、転がってボディに当たり、ボディーがに傷が付いたり凹みが出来たりしてしまうことがあります。
クロスホイールナットレンチ車載のホイールナットレンチは作業性が悪いので、できればクロスホイールナットレンチを使うのがオススメです。
クロスホイールナットレンチは力をかけてもホイールナットに対してレンチがまっすぐに装着された状態を保ちやすいので、作業がやりやすいです。手前の棒を片手で支えることで早回しも可能です。

つま先と手でタイヤの傾きを支える
スペアタイヤ交換外したホールナットの数が増えてくると、ホイールが傾いてきます。ホイールが傾くと、残ったホイールナットに斜めから力がかかり、回しにくくなってしまいます。車種によってタイヤの傾き方は異なりますが、上部が外側に倒れる場合はナットを扱わない側の手でタイヤの上部を押し、上部が内側に倒れる場合はつま先でタイヤの下部を抑すようにして支えると、ナットを回しやすくなります。
手と足を両方使ってもいいでしょう。ただし、押すのは最低限の力にしてください。ジャッキアップ状態のクルマに横から強い力を加えると、ジャッキが倒れてしまうこともあります。
タイヤとホイールの重さはかなりのもの。見かけよりも重く感じると思います。両手でもつらいですね。そんな時はつま先をタイヤの下に入れて持ち上げるようにすると楽チンです。

スペアタイヤを取りつける

  1. スペアタイヤを取りつけます。ホイールボルトとホイールの穴の位置を事前にあわせておくと良いでしょう。外した時同様につま先でタイヤを持ち上げるとはめやすいです。
  2. タイヤが傾かないように手やつま先で支えながらホイールナットをはめます。まずはすべてのナットをはめてしまいましょう。
  3. ホイールナットを取りつけたら、すべてのナットを指で締められるところまで締めておきます。
  4. ホイールが正しい位置に収まっていないこともあるので、少しタイヤを持ち上げるよ引こして車両側にタイヤを押してみます。
  5. ホイールが動いたら、すべてのホイールナットをさらに締めこんでおきます。動かなければこの作業は不要です。
  6. すべてのホイールナットをレンチで均等に締める。この段階ではまだ完全に締めこむ必要はありません。

車を下ろし、ホイールナットを増し締めする

  1. 安全のためにクルマの下に置いておいたタイヤを取り出します。ジャッキにタイヤをぶつけないように注意。
  2. ジャッキをゆっくり下げていき、静かにタイヤを接地させます。タイヤにクルマの重量がかかった際に、ガタつきや異音がしないかをチェックしましょう。
  3. すべてのホイールナットを均等に締めます。これがもっとも重要な作業ですが、あまり締めすぎるとホイールボルトやホイールを傷めてしまいます。ギュッと締まったところからさらに90度程度締めれば十分です。

これでスペアタイヤ交換が完了しましたが、すぐに通常通りに走ってはダメです! 最初はタイヤの状態に注意しながら走行し、しばらく走行したらホイールナットにゆるみがないかを確認するといいでしょう。テンパータイヤ装着時の制限速度にも注意してくださいね。

ホイールナットの締め方
ホイールナットはすべてを均等に締めこまないと、ホイールが確実に固定されず、走行振動でナットが外れたり、ホイールが損傷したりします。そのため、1本ずつ完全に締めこんでいってはいけません。
右の図のように遠い位置にあるナットを順番に少しずつ締めこんでいく方法を2周か3周行って締めていきます。
ホイールナットの締め方