タイランド インターナショナル モーターエキスポ2016 その2

タイランド インターナショナル モーターエキスポ2016 その2
前回に引き続き、タイランド インターナショナル モーターエキスポ2016のレポートです。

ホンダ

タイでホンダが販売している車種は、JAZZ(日本名フィット)、City、Civic、Brio、MOBIRIO、BR-V、CR-V、HR-V、Accord の9車種。日本国内では20車種くらのラインナップだったと思いますから、かなり少ない感じがしますね。
海外では軽自動車が販売されないので、軽自動車の多いホンダは自ずと海外で販売できる車種が限られてきます。
また、日系メーカーで唯一ピックアップトラックをタイで販売していないのですが、アメリカホンダでは、リッジラインと言うそこそこ売れているピックアップがあるんですよね。
タイで売るためにはタイ国内に工場を作らないとなりませんが(輸入するとものすごく高い関税が掛かるため)タイはピックアップの売れ行きが良いので問題無いと思うんですけどねぇ。

また、タイでも流行ってきているSUVのラインナップが、BR-V、CR-V、HR-Vと、3車種もあるのが強みですね。
これに対してトヨタは手頃なサイズのSUVが無いんです。しいて言えばピックアップベースのフォーチュナですが、車格がかなり大きいし、値段も高い。街乗りに適したちょうど良いサイズのSUVがトヨタには無いんですね。
その点ホンダは「大中小」とSUVを揃えていますので、最近のニーズに合った車種展開だと思います。
でもフリードの販売が無くなってしまったのは残念ですね。
新型フリードの発売予定も今のところ無いようですが、トヨタが最近発売したシエンタの売れ行き次第では、フリードの復活もあるかもしれませんね。でも工場作らなきゃならないからキビシイかな?

そして今年の一番の注目車は、やはり新型シビックですね。
日本でも発売される予定のシビックですが、ホンダブースでも一番人だかりが多く、注目されていました。
前回の訪タイ時に、ホンダディーラーへ見に行ってきましたが、予想よりかなり良いと思いましたよ!

ちなみに、滞在時にタイ人から聞いたウワサですが、タイではホンダ車の方がトヨタ車より、中古車のリセール価格が高めの傾向があるらしいです。もちろん車種によってでしょうけれど、ホンダ車の人気はかなり高いようです。

マツダ

タイでのマツダ車のラインナップは、MAZDA2(デミオ)、MAZDA3(アクセラ)、CX-3、CX-5、MX-5(ロードスター)、BT-50(ピックアップ)となっています。6車種しかありませんね。
マツダと言えば、日本国内で来年2月にモデルチェンジするCX-5ですが、タイではまだモデルチェンジのアナウンスは無いようです。
また、MX-5(ロードスター)ですが、タイでの販売価格、何と270万バーツ!日本円にして約1000万円弱!
日本から輸入するので、バカ高い関税によってこんな値段になっちゃうんでしょうけど、買う人いるのかな?
と思いながらMX-5を見ていると、英語の話せるタイ人に話しかけられました。
彼はBMWとメルセデスベンツを持っているそうで(お金持ちですね)小さめのスポーツカーが欲しいと思っているそうです。日本でのロードスターの販売価格を言うと「安いっ!」とビックリしていました。
そりゃそうですよね、日本でのロードスターの価格がおおよそ350万円くらいですから、タイで販売しているCX-5の170万バーツ(日本円で約510万円)より全然安いですからね。
その彼に「このMX-5」欲しい?と聞くと、「もちろん欲しいけれど、この値段だったらもうちょっと足してロータスエリーゼ買う」と言っていました。まぁ、確かにそうですねぇ、エリーゼの方がスポーツカーっぽくてカッコイイですね。

シボレー

日本では以前、スズキがシボレーのOEM車を造っていましたね。現在は確かヤナセが代理店になっていると思います。
タイではフォードに次ぐアメリカ車として頑張っているようですが、あまり販売台数は芳しくないようです。
主力は二段構えデザインのフロントグリルが印象的なColoradoというピックアップトラックで、街中でもよく見かけます。さすがにコルベットやカマロは売っていませんが、シボレーブースのセールスのお兄さんに聞いたところ「高くなるけどアメリカから輸入することもできます」と言きっとっていました。きっとべらぼうな価格になっちゃうんでしょうね。
こんなハナシを聞くと、輸入車の関税が無い日本ってイイですね。
アメリカが「日本でアメ車が売れないのは、閉鎖的な市場のせいだ!」と言いますが、そんなコトまったく無いですよね。関税0%ですからね、まったく同じ土俵で勝負してるじゃないですか。それでもアメ車が日本国内で売れないのは、単に商品の訴求力が無いだけだと思うんです。それは東南アジアでも同様で、タイでの新車の販売台数を見てみると、日系メーカー以外のメーカーすべて合わせた販売台数がトヨタ1社の1割も無いですからね。どれだけ強いんだよ!日系メーカー。

ヒュンダイ

タイでもかなり影の薄いヒュンダイですが、H-1というバンが売れているそうです。このH-1、かなり大きいクルマで、明らかにアルファードの客層を意識したクルマです。
驚いたのはたのはその価格。
120万バーツ(約360万円)ですよ!
アルファードのタイでの価格が、およそ500万バーツ(1500万円)ですから、めっちゃ安い!
つーか、アルファードが1500万円って何なんだ!?
ですので、タイでこのH-1は「貧乏人のアルファード」と呼ばれているそうです。
アルファードを買えない人がこのH-1を買っていくそうです。
しかしもうちょっと何とかならなかったのでしょうか?このデザイン。

また、SUVらしきコンセプトカーが飾ってありましたが、レクサスっぽさ満載。
特に説明も無く、展示の意図がイマイチ不明でした。

ちなみに、街中でH-1以外のヒュンダイ車はほとんど、と言うか、まったく見かけませんでした。
タイ在住の兄でさえ「今まで数回見かけた、かな?」と言っていました。
ヒュンダイの車に乗ったことが無いので、とやかく言える立場では無いのですが、モーターエキスポに出展しているクルマを見る限り魅力的な車種は無いですね。

その3へ、まだまだ続きます!