「回転部分の突出禁止規制および排気管の開口方向規定の改定について」というお達しがあったようです。

回転部分の突出禁止規制 および排気管の開口方向規定の改定について

回転部分の突出禁止規制および排気管の開口方向規定の改定について

このたび、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)の一部が改正され、

  1. 回転部分の突出禁止規定の見直し
  2. 排気管の開口方向要件の廃止

が行われました。
これらについては、平成29年6月22日以降、自動車の制作された日を問わず適用されますのでお知らせします。

と言う事なんですが、これってどんな影響があるんでしょうか?
まず回転部分の突出禁止規定について。

回転部分の突出禁止規定

国土交通省のhttp://www.mlit.go.jp/common/001082012.pdf「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2017.02.09】〈第一節〉第 22 条(車枠及び車体)
」によりますと、

自動車が直進姿勢を取った場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30度及び後方50度に交わる2平面により挟まれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイールキャップ等)は当該部分の直上の車体(フェンダー等)より車両の外側方向に突出していないこと。
この場合において、専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上の自動車、二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに被牽引自動車を除く。)であって、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30度及び後方50度に交わる2平面により挟まれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。

何だかよくわかんなーい!ですね。
いつもながらのお役所のナゾ文章っぽい文面ですね。
まあ、ちゃんとした文章ってこうなんでしょうけれど、この文章を読んで即座に内容を理解できる人ってあんまりいないような。
ま、文章の事はどうでもいいのですが、肝心の内容はといいますと、要するに、

今までは、フェンダーにタイヤ上部の前方30度、後方50度の部分がはみ出していたら車検通りませんよー、整備不良ですよーとなっていましたが、平成29年6月22日以降に新車登録された車は、10mm以内だったらこの部分にタイヤがはみ出していてもOKとしましょう!という事らしいです。あくまでもタイヤ部分なので、ホイールやホイールナットがはみ出してたらアウトです。
回転部分の突出禁止規制 および排気管の開口方向規定の改定について
で、この10㎜はみ出しOKの車ですが、どんな車でもOKってわけではなく、対象車種があります。

専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上の自動車、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに日牽引自動車を除く。)

たとえば、ハイエースですと、1ナンバー、2ナンバー、4ナンバーは貨物用、乗り合いバスとなってますのでアウトです。
また、3ナンバーでも10人乗りで登録してあるとアウトですね。

排気管の開口方向要件の廃止

これは文章そのまま、マフラーの排気口はどっち向きに出してもOKよ!という事ですね。
今までは、マフラーの横出しはアウトだったんですが、これがOKになりました。

マフラーの横出しで思い浮かぶ車があるんですが、それはTVRの「サガリス」。
この車、テール両脇に真横にマフラー出してるへんな車なんですが、以前はこの「マフラー横出しNG」のために日本国内で走らせるには後ろ出しのマフラーに改造しなければならなかったんですね。
回転部分の突出禁止規制 および排気管の開口方向規定の改定について
これからはこのサガリスもOKですね!
って、この車買う人なんて何人もいないか・・・
でもですね、USトヨタが販売しているデカいピックアップ「タンドラ」なんかも純正で横出しマフラーですね。
この車も日本じゃ売ってませんが、並行輸入で買う人もいるようです。
これから買おうと思っている人はさぞ嬉しい事でしょう。ってこの車買う人もあんまり居ないか・・・

あ、そういえば、ダッジバイパーもサイド出しマフラーでしたよね。
でもバイパーのマフラーって、ボディーサイド一体化しちゃってるから交換ってどうすんの?と思っていたら・・・
やっぱり排気口だけ下向きにしてるようです。
回転部分の突出禁止規制 および排気管の開口方向規定の改定について
個人的には、タイヤのはみ出し10mm緩和よりも、サイド出しマフラーOKの方がインパクトがあると思います。
これから横出しマフラーを取り付けた車がどんどん出てくると思います。
別に横だろうが上だろうが、どこに出てたって構わないと思いますが、他人の迷惑になる騒音マフラーに替えるのは勘弁してほしいです。

でも何でいきなりこんな規制緩和が施行されたのか!?
これも色々なところで言われていますが、やっぱり外圧だと思います。
今まで道路交通法や、自動車の構造の規制が変わった場合は「外交的な配慮」で変わった場合がほとんどですよね。
二輪車の高速道二人乗りなんかもそうでした。
今回も、外国の自動車メーカーに配慮しての規制緩和だと思います。
欧米車はサイド出しマフラーの車が結構ありますからね、それを日本で売るためにはいちいちマフラーを取り換えなきゃならないし、そのコストが掛かると外車メーカーは不利になりますからね。
トランプ政権に押されたのでしょうか?

今回改定された回転部分の突出禁止規制と排気管の開口方向規定ですが、2017年6月22日以降、自動車の製造された日を問わず運用されるということですから、中古車でも適用されるんですね。